ウゴービ®とオゼンピック®、リベルサス®の薬価を比較してみます。


ウゴービ®皮下注SDはオゼンピック®皮下注SDの適応違いだから薬価は同じになるんじゃないの?


ウゴービの有効成分は「セマグルチド」で、GLP-1受容体作動薬です。

上記のデータからウゴービの投与により得られるHbA1cの減少量はベースラインと比較して約-0.9~-1.0%であり、空腹時血糖値は-18.3~-19.3mg/dL減少していることが分かります。

以上より、現時点ではウゴービによる減量治療には多くのハードルがあり、基準を満たした患者さんが、全ての条件を受け入れて行うしかありません。そのため現実的には、保険診療での肥満治療は厚生労働省で定められたガイドラインが変更されるまで待つしかないと思われます。

ウゴービの処方に関して、これらの診断を医師から受ける必要があります。

ウゴービは、日本で初めて肥満治療薬として国内承認を受けたGLP-1作動薬です。今後、シェア拡大に伴い、日本人肥満患者さんの健康寿命の延長に大きく寄与することが期待されています。
しかし現状では、GLP-1治療薬の乱用懸念がネックとなり、厚生労働省から厳しい処方条件が付与されているため、現実的にはウゴービを用いた保険診療での肥満治療は難しいと言わざるを得ません。
今後、治療ガイドラインが変更され、ウゴービの処方条件が緩和されれば、もしかすると一般的な内科クリニックにおいてもウゴービを保険診療内で処方できるようになるかもしれませんが、それまでは、食生活の見直しと適度な運動習慣の改善でダイエットを行っていくか、必要に応じて、自費治療(リベルサス、マンジャロ)でのメディカルダイエットをご検討ください。

2023年11月22日、新医薬品の薬価収載が行われ、注目の肥満症治療薬ウゴービ®皮下注 SDも薬価収載され、保険診療で使用されることが決定しました。ウゴービ®の有効成分はセマグルチドです。セマグルチドは持続性GLP-1受容体作動薬オゼンピック®皮下注と経口GLP-1受容体作動薬リベルサス®錠の有効成分として、2型糖尿病の治療に使用されています。

ウゴービの価格(公定薬価)は、薬の量によって5段階に設定されています。

気になる体重減少の効果ですが、
日本人を含んだ東アジア人を対象とした臨床試験(STEP6試験)では
68週間後の体重が、
ウゴービ2.4mg群で-13.2%
ウゴービ1.7mg群で-9.6%
プラセボ群で-2.1%
という結果になっています。(※対象患者は「ウゴービ」適応患者と同じです)

日本人を対象とした臨床試験でも体重減の効果が見られている。原価計算方式に有用性加算がつき、薬価は2.4ミリグラムのキットで1万740円。ノボノルディスクファーマは、ピーク時は10万人に投与され328億円の市場規模を予測している。既に2型糖尿病の治療薬として承認されているオゼンピックと同じ成分だが、肥満症への適応は初。

Q なぜ太っているだけだとウゴービは保険適用にならないでしょうか?

これらの薬には胃の不快感や下痢といった消化器症状の副作用があらわれます。本来は2週間に1度程度の割合で専門医が診察し、経過をみながら処方量を増やすなど慎重に対応するべきものとされています。肥満症でない人がいわゆる「やせ薬」として不適切に使用すると、低血糖や膵炎、胆石など重篤な副作用が発生する恐れもあります。

「ウゴービ皮下注」の発売開始は未定です。処方可能になりましたら改めてホームページでもお知らせいたします。


ウゴービ®はGLP-1受容体作動薬であるセマグルチドを含有しており、他の ..

また、リベルサスなどのGLP-1受容体作動薬は、吐き気・嘔吐、下痢、便秘などの胃腸症状が多く見られます。さらに、大規模な臨床研究で胆嚢炎や胆管炎などのリスクが高まることが報告されています。()

ジェネリック医薬品ではありませんが、同じ成分のお薬で肥満症治療薬の「ウゴービR皮下注」があります。 解説

上述の処方条件に合致する方であれば、費用面で有利な保険診療のもとでウゴービが使用出来るのでお勧め出来ると言えるでしょう。

このウゴービは、最大容量の2.4 mgを使用すると、ウゴービを使用 ..

一方で、体重減少効果についてはあまり強くないと考えられます。特に、他のGLP-1受容体作動薬およびGIP/GLP-1受容体作動薬(ウゴービやマンジャロなど)と比較すると効果が大幅に劣っています。

ダイエットに効果が期待できる?GLP-1受容体作動薬の飲み薬とは

この中で最も厳しい条件は教育研修施設であることです。
教育研修施設に、入院ベッドを持たない、ほぼ全てのクリニックや診療所は教育研修施設には該当しません。
従って、ウゴービの保険適応となる患者さんはかかりつけ医で基本的な投薬や食事運動指導を受けた後に、ウゴービの使用がやむをえず必要とされる方に限り、総合病院へ紹介という流れになると思われます。

リベルサスと同種同効薬の注射薬である「サクセンダ」、「ウゴービ」が、米国FDAで肥満治療薬として承認されています。 「リスク、副作用」

そのため、リベルサスは日本人にとっても海外の方にとっても優れた経口血糖降下薬であることは間違いありません。

リベルサスの効果や副作用は?処方や保険適用の条件・飲み方を解説

ただ、上述した処方条件は疾患条件に該当するだけでも非常に厳しく、さらに教育研修施設である地域の大きな総合病院しか処方出来ない件は、単に中等度の肥満症でのダイエット目的でウゴービを使用開始したい方にとってはハードルが高すぎて実質的に使用開始不可能になるものと考えられます。

リベルサス3mg・リベルサス7mg・リベルサス14mgの効果と違い

病気の方はウゴービ、そうでない方はリベルサスやオゼンピックなどを上手く使って痩せることが可能です。

リベルサス錠14mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

上記で紹介した2つの大規模臨床研究を比較すると、リベルサスのHbA1c改善効果は海外でも良好ですが、日本人ではより強い効果を発揮している可能性があります。

GLP-1受容体作動薬のオゼンピック/リベルサス(一般名:セマグルチド)は2型糖尿病治療薬です。体重減少効果な.

国内で肥満治療の効能・効果で製造販売承認されているGLP-1製剤に「ウゴービ」があります。
オゼンピック、ビクトーザ、マンジャロ、リベルサスを一般名とする医薬品は国内では2型糖尿病の効能・効果で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります。

リベルサスとは?ダイエット効果・飲み方・副作用・安全性について

オゼンピック、ビクトーザ、マンジャロ、リベルサスは医薬品医療機器等法において、2型糖尿病の効能・効果で承認されています。
しかし当院で行っている肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。

ウゴービは肥満症の患者に対して医師が処方する医療用医薬品に当たる ..

また、体重についてはプラセボ(偽薬)と比較してリベルサス3 mgでは改善しないものの、7 mgで1.08 kg、14 mgで2.62 kgの改善を認めました。

「ウゴービ」を週1回の注射で同じ17カ月間投与した以前の臨床試験では ..

また、投与できるのは専門医がいる施設に限られますが、当院では肥満症専門医が常勤していますので投与可能です。 さらに、ウゴービを処方する施設において、食事療法などの肥満症治療を6ヶ月以上実施しても、十分な効果が得られない場合にのみウゴービを処方できるということも条件に加わっています。

リベルサスってどんなお薬?ダイエット効果もあるの?。本陣駅近く ..

ウゴービ処方の条件は、まず『BMI』が基準となっています。
BMIとは、[体重(kg)]÷[身長(m)]²で計算することが出来る『肥満度の指標』です。
日本肥満学会による肥満度分類は以下の表の通りになっており、BMIが18.5未満は「低体重(やせ)」、18.5以上25未満が「普通体重」、25以上が「肥満」とされます。肥満はさらにその重症度から、肥満(1度)〜肥満(4度)に分類されます。

30年ぶり 肥満症治療薬「ウゴービ」販売、美容目的はNG…強い副作用も【N ..

GLP-1ダイエットの効果をしっかりと把握している内科専門医の当方の見解としては、ウゴービ、オゼンピック、マンジャロ、リベルサスいずれを用いてもダイエット効果は十分に得られます。大切なことは、肥満症治療が必要な時に薬剤が確保出来るかどうかです。

週1回投与の肥満症治療薬「ウゴービ」を発売/ノボ ノルディスク

その論文によると、プラセボ(偽薬)と比較して、HbA1cはリベルサス3mgで0.79%、7mgで1.24%、14mgで1.60%の改善が認められました。

[PDF] GLP-1受容体作動薬及びGIP/GLP-1 受容体作動薬の適正使用について

当院は減量効果が高いというだけでGLP-1薬の治療を安易にオススメすることはありません。
当院では「終わりのあるダイエット」を目指し、診察時に治療計画を作成することにより、一人ひとりに合わせた計画的な治療をしています。

詳細については,ウゴービ®皮下注の電子化された添付文書(以下「電子添文 ..

ウゴービが新発売の「肥満症治療薬」だと思っている方も多いですが、すでにGLP-1ダイエットを行っている方からすると、同じ薬という事です。