「牛乳アレルギーの患者でも使用可能な薬剤を選べ。」の回答&解説
医薬品の中には、有効成分や添加物に「食物アレルギー」と関連する成分を含むものがあります。こうした薬は、「食物アレルギー」がある患者さんに対しては注意して扱う必要がありますが、今回はそんな薬の中でも、特に警戒が必要な、添付文書上も“禁忌”の指定がある薬について、その理由や注意点も含めて解説します。
その他,医薬品ではないが,脱脂粉乳を含有する入浴剤や, カゼインを原料とする 「蛋白加水分解物」を
添付文書上も“禁忌”の指定がある食物アレルギーには「牛乳」「卵」「ゼラチン」の3種があります。
このうち、「牛乳」に対するアレルギーがある患者さんに注意が必要な薬は比較的多く、多岐にわたる薬効分類に存在するため、うっかり見逃してしまわないよう注意が必要です。
ただし、薬によってあまり影響がないものもあるので、少なくとも薬を服用した後、2時間以上あければ牛乳の影響はありません。 ..
牛乳アレルギーは、牛乳に含まれる「カゼイン」や「αラクトアルブミン」、「βラクトグロブリン」といったタンパク質に対してアレルギー反応を起こすことが原因です。
そのため、子どもに薬を飲ませなければならない親御さんからの相談や質問も多いでしょう。今回は、飲み合わせ一覧表とともに、小児の粉薬の飲ませ方を解説します。
メイアクト細粒, ココア、牛乳、アイス、お茶、オレンジジュース、(ヨーグルト)
そのため、これら牛乳由来のタンパク質を含む医薬品は、いずれも牛乳アレルギーのある患者さんに使うことはできません。
これら栄養剤にはされています。実際に、牛乳アレルギーのある患者さんが使ってアナフィラキシーショックを起こした症例も報告されているため、注意が必要です。
フェキソフェナジン; ポリカルボフィルカルシウム; 高カリウム血症改善 ..
添付文書の“禁忌”の項目に「牛乳アレルギー」は記載されていませんが、臨床試験でも牛乳アレルギーの患者さんは被験者から除外されており、使用は控えるのが無難です。
子どもの粉薬は基本的に甘く作られていますが、抗生剤や抗ウイルス薬などは少し苦味が残り、飲みにくいものもあります。また粉薬は成分によって飲み合わせが良いものと悪いものがあり、組み合わせにより味が大きく変わってきます。
フルーツジュース→抗アレルギー薬(フェキソフェナジン)、高血圧症薬(セリプロロール)
苦味のある薬は「服薬補助食品」と呼ばれるものと合わせて内服するのがおすすめです。服薬補助食品とはヨーグルトやプリン、ゼリーやアイスクリームなど、薬と一緒に飲むと飲みやすくなる食品を指します。
牛乳やヨーグルト、果物も買われたかもしれません。 それは、あなた ..
生菌製剤である「耐性乳酸菌散10%『トーワ』」は、添付文書上「牛乳アレルギー」のある患者さんには“禁忌”に指定されています。
フェキソフェナジン (FEX) は、 テルフェナジンの代謝研究の結果として見いだされ ..
薬と薬の飲み合わせを気にされている方は多いと思いますが、薬と食事・飲み物やサプリメントとなるとあまり意識していないのではないでしょうか?特にサプリメントなどはテレビや新聞・雑誌などでも盛んに宣伝され、実際多くの方が飲んでいるようです。しかし、医師や薬剤師にこうしたものを飲んでいるということを話す人は、4年程前のある調査では僅か3割~4割程度だったそうです。
そこで、今回は普段意外と見落としがちな薬と食事・飲み物・サプリメントの飲み合わせについて簡単にお話ししてみたいと思います。
はじめに食事との飲み合わせですが、ここで特に重要なのが「ドラール錠」という眠剤です。このお薬は胃の中に食べ物が残っている状態で服用しますと、薬の効果が強くなり過ぎて副作用が出やすくなります。この薬を飲んでいる方は、寝る前にものを食べたりしないように注意が必要です。
つぎに飲み物ですが、牛乳・お茶・コーヒー・アルカリイオン水などで薬を飲むと薬の効果が弱くなることが知られています。また、最近話題となるグレープフルーツジュースは一部の高血圧や高脂血症の薬などと一緒に飲むと、薬の作用が強くなり過ぎて副作用が出やすくなります。これとは逆にグレープフルーツとアレグラ錠(抗アレルギー薬)では薬の効果が弱まってしまうことも知られています。厄介な事に、こうしたグレープフルーツジュースの影響は1回飲んだだけでも3日程続くという報告もありますので、こうした薬を飲んでいる方は、できれば日常的にグレープフルーツを摂らないほうが良いかもしれません。但し、オレンジジュースではこうした飲み合わせは殆どないようです。
最後にサプリメントです。ワーファリンがビタミンKを多く含む健康食品などと飲み合わせがある(薬の効果が弱くなる)ことは良く知られていますが、最近よく耳にする「セントジョーンズワートエキス(西洋オトギリ草から抽出)」にも注意が必要です。このエキス成分が一部の薬の効果を弱めてしまうことがあり、今まで日常的にこのエキスを含むサプリメントなどを飲んでいた方が急にこれを止めてしまうと、今まで一緒にのんでいた薬の副作用が出やすくなる恐れがありますので注意しましょう。心配な方は医師や薬剤師にご相談下さい。詳しい説明は省きますが、多くの場合こうした飲み合わせが起きるのには体の中の「酵素」というもが深く関わっている事がわかっています。
今回ご紹介しました飲み合わせは必ず起きるというものではありませんが、「お薬手帳」などにサプリメントなどの服用について記録しておくことは、飲み合わせの確認をする時にとても大切な事なのです。
2才の子供初めての飲み薬フェキソフェナジン、どうしても嫌がります。ヨーグルト等食べ物や、牛乳に混ぜて…
服薬補助食品と混ぜ合わせた薬は、時間を置かずにすぐに飲むようにします。混ぜてから時間を置いてしまうと、苦くなったり効果が低減したりしてしまう薬もあるためです。
[PDF] アレルギー性疾患治療剤 日本薬局方 フェキソフェナジン塩酸塩錠
小児の場合、成人とは異なり、毎食後の内服や朝夕の内服など、決まった時間に薬が飲めないこともあります。薬の味が嫌で飲まないケースや、保育園や学校があり、昼の薬を持っていくのを忘れてしまうなど、起こりうるでしょう。
6.用法及び用量. 通常、成人にはフェキソフェナジン塩酸塩として 1 回 60mg を. 1 日 2 回経口投与する。
これはとても有名な飲み合わせです。降圧剤でもカルシウム拮抗剤と呼ばれるグループが比較的影響を受けるようです。アゼルニジピン(先発品名:カルブロック、以下同様)、シルニジピン(アテレック)、マニジピン(カルスロット)などは血中濃度が通常の2倍以上になるようです。一方で、アムロジピン(アムロジン・ノルバスク)などは、あまり影響を受けないようです。但し、添付文書には併用注意の記載がなされています。
エリスロマイシン. フェキソフェナジン塩酸塩の血中濃度が高まる可能性があります。 水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウムを含むお薬.
17.3その他
17.3.1心血管系へ及ぼす影響(1)成人の季節性アレルギー性鼻炎患者にフェキソフェナジン塩酸塩を1回240mgまで1日2回注)2週間投与したとき、プラセボと比較して、QTc間隔の有意な変化は見られなかった(外国人データ)。
(2)健康成人にフェキソフェナジン塩酸塩を1回60mg1日2回6ヵ月、1回400mg1日2回6.5日間及び240mg1日1回1年間投与しても、プラセボに比して、QTc間隔の有意な変動はみられなかった(外国人データ)。(3)健康成人男子を対象にしたエリスロマイシンとの薬物相互作用の検討(フェキソフェナジン塩酸塩1回60mg及び120mg1日2回7日間、エリスロマイシン1回300mg1日4回7日間)において、併用により血漿中フェキソフェナジン塩酸塩濃度が約2倍に上昇した場合でもQTcなどの心電図を含め安全性に問題はみられなかった。[10.2、16.7.1参照]
(4)Cmaxが承認用量投与時の10倍以上となる条件下での検討において、心電図への影響はなく、有害事象の増加も認められなかった(外国人データ)。(5)フェキソフェナジン塩酸塩にはクローン化したヒト心筋遅延整流K+チャネルに対する影響は認められていない。
注)成人におけるフェキソフェナジン塩酸塩の承認用量は1回60mg、1日2回である。
フェキソフェナジン塩酸塩DS「トーワ」||水で飲みにくいときは
花粉症などによるアレルギー性鼻炎や湿疹、かゆみなどに効果を発揮するフェキソフェナジン(アレグラ)は、眠気が少ないのが大きなメリット。とくに女性は男性に比べて抗アレルギー剤による眠気の副作用が出やすい面がありますから、重宝されているようです。また、この薬は医療用もありますがOTC商品もあり、薬局やDSでも購入できるので便利です。
水のかわりに次のような飲みものや食べものと混ぜると飲みやすくなります。 飲ませる直前に1回分を混ぜてください。 作り置きしないでください。
さて、フェキソフェナジンの吸収量はグレープフルーツジュースで飲むことにより半分程度にまで減少することが報告されています。困ったことに、リンゴジュースやオレンジジュースでも同様です。フェキソフェナジンの吸収がジュースに含まれるバイオフラボノイド、フラノクマリン類、メトキシフラボン類などによって阻害されることに因ります。フェキソフェナジンは、水で飲むのが無難です。
胃や腸で起きること 薬の「のみ合わせ」Vol.1 | 住友ファーマ株式会社
小児に処方される薬のなかには、卵や牛乳、ゼラチンなどのアレルギーに注意が必要なものもあります。しかし、アレルギーの有無について聞かれると、薬剤アレルギーについての回答をされる場合もあるため、食物アレルギーに関してもしっかりと確認しましょう。
じんましん、湿疹、かゆい、赤くなる、. 顔などの腫れ、など. 咳、ぜいぜいする、呼吸が苦しい、. 喉などの腫れ、など.
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.重大な副作用11.1.1.ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):呼吸困難、血圧低下、意識消失、血管浮腫、胸痛、潮紅等の過敏症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.1.2.肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明):AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、LDH上昇等の肝機能障害、黄疸があらわれることがある。11.1.3.無顆粒球症(頻度不明)、白血球減少(0.2%)、好中球減少(0.1%未満)。
11.2.その他の副作用1).精神神経系:(0.1~5%未満)頭痛、眠気、疲労、倦怠感、めまい、不眠、神経過敏、(0.1%未満)悪夢、睡眠障害、しびれ感。
2).消化器:(0.1~5%未満)嘔気、嘔吐、口渇、腹痛、下痢、消化不良、(0.1%未満)便秘。3).過敏症:(0.1~5%未満)そう痒、(0.1%未満)蕁麻疹、潮紅、発疹、(頻度不明)血管浮腫。
4).肝臓:(0.1~5%未満)AST上昇、ALT上昇。5).腎臓・泌尿器:(0.1%未満)頻尿、(頻度不明)排尿困難。
6).循環器:(0.1%未満)動悸、血圧上昇。7).その他:(0.1%未満)呼吸困難、味覚異常、浮腫、胸痛、月経異常。
発現頻度は使用成績調査を含む。