アモキシシリン水和物として,通常成人1回250mg(力価)を1
特に飲み合わせの悪い薬はありません。他の整腸剤と併用することもできます。ただしそれぞれの整腸剤を過剰に投与することは想定されていませんので、用法・用量はお守りください。
歯科ではアモキシシリン水和物(商品名:サワシリン錠 250mg他 ..
多くの整腸剤は基本的に腸内細菌のはたらきを利用して腸内環境を整える薬です。含まれる菌の種類によっても特徴は異なりますが、ミヤBMに含まれる酪酸菌の特徴は芽胞(がほう)という強い膜に覆われていることです。そのため胃液や胆汁酸や消化酵素などの影響を受けにくく、生きた状態で腸に到達して整腸作用を発揮します。また、芽胞があることによって抗生物質の影響も受けにくいです。多くの整腸剤は抗生物質によって死滅してしまうため抗生剤とは同時に服用できませんが、酪酸菌は併用可能です。もちろん抗生物質の副作用で生じた下痢に対する治療薬としても使用することができます。
この症例では、歯科でもらった抗生剤が原因で膣カンジダになった可能性が高いが、抜歯以外でも、膀胱炎の治療のために抗生剤をほんの数日間、服用しただけでカンジダになった人もいる。カンジダにかかりやすい人は、抗生物質はなるべく服用しないようにした方が無難である。
通常、成人にはクラリスロマイシンとして 1 回 200mg(力価)、
ところが、糖尿病などの基礎疾患をもっていたり、風邪をひいて免疫抵抗力が低下していたり、不用意に抗生物質を服用すると、この善玉菌が死滅してしまい、カンジダが勢いを増して、かゆみの原因となる。
「最近、風邪をひいたり、抗生物質を服用したりしませんでしたか?」
「風邪はひいていませんが、先週、歯科で親知らずを抜いたので、3日間ほど抗生剤をもらって服用していました」
アモキシシリン水和物として 1 回 750mg(力価)及びプロト ..
<症例2>
32歳の独身女性が、予約なしに飛び込んできた。「外陰部がかゆくてムズムズして、仕事にならないんです」
「分泌物が増えませんでしたか?」
「白っぽくてポロポロとしたおりものが出てきます」「最近、性交渉はありましたか?」
「彼氏と別れて、ここ1年くらい性交渉はありません」「最近、風邪をひいたり、抗生物質を服用したりしませんでしたか?」
「風邪はひいていませんが、先週、歯科で親知らずを抜いたので、3日間ほど抗生剤をもらって服用していました」「抗生剤を服用したせいで、膣カンジダになったんだと思いますよ」
診察台に上がってもらうと、外陰部が真っ赤に腫れあがり、ところどころ、皮膚がずり剥けている。「かゆくて、相当、かきむしってしまったようですね」
「夜もかゆくて眠れず、思い切り引っかいてしまったんです。そうしたら、今度は痛みまで加わって、踏んだり蹴ったりです」
「引っかいたことで、二次的に皮膚炎を起こしてしまったのですよ。外陰部の皮膚は柔らかいですから、爪で引っかいたりしたらダメですよ」
膣分泌物検査の結果、やはりカンジダが陽性だった。「膣カンジダはカンジダ・アルビカンスという名前の真菌にかかることによって発症し、患部にかゆみをもたらします。女性のかゆみの原因のほとんどが膣カンジダといっても過言ではないくらいなんですよ」「真菌って、何ですか?」
「聞き慣れない言葉でしょうが、ひらたく言えばカビのことです。水虫の親戚だと思ってください。水虫はスリッパなどの接触によって感染して、患部がかゆくなりますよね。膣にもカビが繁殖すればかゆみがでてくるのです」「膣カンジダは性感染症なのですか」
「広義で性感染症に含めることもありますが、膣カンジダは性交渉とは関係なく感染することがあるんですよ」「普通に生活していても感染するのですか?」
「そうです。空中にいるカビですから」
「へェ」
私は、彼女にカンジダの治療薬である膣錠と併せて、外陰部に塗る軟膏を処方した。「外陰部が皮膚炎をおこしているので、まず炎症をとる軟膏を先にお出しします。お風呂あがりに清潔な手で外陰部に塗ってください。まずは皮膚の回復を待ちましょう。そのためにも、通気性の良い下着を身につけるようにしてください。皮膚を圧迫するガードルやスパッツ、おりものシートなどは極力避けてください」「エッ、おりものが多いのに、おりものシートも使ってはいけないのですか?」
「おりものシートには防水機能がありますから、蒸れやすいのです。長くつけていると雑菌が繁殖しやすい環境になりますので、通気性のよい下着をこまめに取り替えた方がいいのですよ」
「それは知りませんでした」「あなたの場合は皮膚炎をおこしていますから、寝ている間だけでもパンツをはかない方が早く治ります。炎症をおこした外陰部は空気にさらしておいた方がいいのです」
「目から鱗です」「エヘン、これを“ノーパン療法”といいます。私が名付けた治療法です。昼間にノーパンという訳にはいかないでしょうから、せめて寝ている間だけでもノーパン療法に取り組んでください。3日くらい続けると、皮膚は見違えるほど回復しますよ」
「わかりました、やってみます」
1週間後、彼女は来院した。
「先生、ノーパン療法は劇的に効きました。おっしゃったとおり、ノーパンにして3日後には、皮膚の炎症がおさまり、痛みも引きました。膣錠を使ったら、かゆみもおさまり、おりものも減りました」
「それは良かった!」こうしてノーパン信者が一人増えたのであった。
その多くが膣カンジダ症 です。カンジダ菌は、もともとは膣内に少量常在して いるカビ(真菌)の一種です。 普段は病床性が弱いのです が、体の抵抗力が弱まった 時(疲労、抗生物質内服時、 妊娠中、ステロイド服用な ど)や、高温で高湿な環境 (パンストや密着した下着・ ジーンズ着用時)に膣内の菌の活動が活発化します。 典型的な症状として、黄白色のクリーム状の酒かす様 ・カッテージチーズ様のお りものが増え、外陰部に痛 みを伴ったかゆみが現れ、 時には赤く腫れることがあ ります。極度に膣内洗浄や 石鹸洗浄を行うと症状が悪 化することがあります(カビがいるからと神経質にな る方がいらっしゃいます)。 性交渉によって感染する事 はありますが、お風呂で感 染する事はありません。
【薬剤師が解説】膣カンジダ症におすすめの市販薬はどれ?7選を紹介
カンジダ菌とはもともと人間の膣内に少量存在するカビの一種で、通常病原性は弱く、人間が健康なときには何も起こしません。しかし、風邪をひいて抗生物質を服用したり、疲労がたまったり、妊娠中やステロイドを内服している方などや、糖尿病等があり体の抵抗力が低下すると、急激に増え、かゆみや炎症を引き起こします。
全てのキノロン系は、増血薬の鉄剤(商品名:フェロミア他)及びアルミニウム含有の胃薬(商品名:マーロックス他)との併用によりキノロン系薬の血中濃度が低下し、キノロン系薬の効果の減弱が予想されます。
痛み止めとの併用により痙攣などの症状がみられることがあります。
痙攣などの症状が強く出る薬剤の組み合わせ(ロメフロキサシン塩酸塩とフルルビプロフェン(商品名:フロベン))は併用禁忌です。
アモキシシリンの排泄が抑制され、アモキシシリンの平均血清中濃度曲線下面積 ..
17.1有効性及び安全性に関する試験
成人を対象とした二重盲検比較試験を含む臨床試験の概要は次のとおりである。〈一般感染症〉
17.1.1一般感染症に対する国内臨床試験皮膚科領域感染症、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、扁桃炎、中耳炎、歯科口腔外科領域感染症に対する二重盲検比較試験で本剤の有用性が認められた。
--------------------------表開始--------------------------疾患名有効率(%)[有効以上]
皮膚科領域感染症(表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染)76.7(355/463)呼吸器感染症(咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染)81.9(749/914)
尿道炎87.0(314/361)子宮頸管炎84.6(121/143)
耳鼻科領域感染症(中耳炎、副鼻腔炎)66.8(155/232)歯科口腔外科領域感染症(歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎)83.0(254/306)
その他の感染症(肛門周囲膿瘍、感染性腸炎)100(9/9)--------------------------表終了--------------------------
〈非結核性抗酸菌症〉17.1.2後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症に対する国内及び海外臨床試験
後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症に対する二重盲検比較試験で本剤の有用性が認められた。--------------------------表開始--------------------------
疾患名有効率(%)[有効以上]後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症日本50.0(2/4)
(米国)(77.0(114/148))--------------------------表終了--------------------------
〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉17.1.3胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症に対する国内及び海外臨床試験
胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症に対する二重盲検比較試験、オープン試験で本剤の有用性が認められた。--------------------------表開始--------------------------
疾患名有効率(%)[有効以上]胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症(除菌率)(ランソプラゾールとの併用の場合)胃潰瘍(400mg)注1)87.5(84/96)
(800mg)注2)89.2(83/93)十二指腸潰瘍(400mg)注1)91.1(82/90)
(800mg)注2)83.7(82/98)(米国:14日間投与)注3)87.6(197/225)
(米国:10日間投与)注3)83.7(103/123)(英国:7日間投与)注4)90.4(103/114)
(オメプラゾールとの併用の場合)胃・十二指腸潰瘍(800mg)注5)78.8(89/113)(400mg)注6)81.1(116/143)
(800mg)注7)80.0(116/145)(海外:十二指腸潰瘍)注8)96.4(106/110)
(海外:胃潰瘍)注8)79.2(38/48)(ラベプラゾールナトリウムとの併用の場合)胃潰瘍(400mg)注9)87.7(57/65)
(800mg)注10)89.7(61/68)十二指腸潰瘍(400mg)注9)83.3(45/54)
(800mg)注10)87.8(36/41)胃・十二指腸潰瘍(米国:10日間投与)注11)86.0(147/171)
(米国:7日間投与)注11)84.3(140/166)(欧州:7日間投与)注11)93.8(61/65)
注1)クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びランソプラゾールとして1回30mgの3剤を同時に1日2回7日間経口投与。注2)クラリスロマイシンとして1回400mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びランソプラゾールとして1回30mgの3剤を同時に1日2回7日間経口投与。
注3)十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症患者を対象とした臨床試験(クラリスロマイシンとして1回500mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回1,000mg(力価)及びランソプラゾールとして1回30mgの3剤を同時に1日2回経口投与)。本剤の承認最大用量は800mgである。注4)十二指腸潰瘍等におけるヘリコバクター・ピロリ感染症患者を対象とした臨床試験(クラリスロマイシンとして1回250mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回1,000mg(力価)及びランソプラゾールとして1回30mgの3剤を同時に1日2回経口投与)。本剤の承認最大用量は800mgである。
注5)クラリスロマイシンとして1回400mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びオメプラゾールとして1回20mgの3剤を同時に1日2回7日間経口投与。注6)クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びオメプラゾールとして1回20mgの3剤を同時に1日2回7日間経口投与(国内の製造販売後臨床試験)。
注7)クラリスロマイシンとして1回400mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びオメプラゾールとして1回20mgの3剤を同時に1日2回7日間経口投与(国内の製造販売後臨床試験)。注8)クラリスロマイシンとして1回500mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回1,000mg(力価)及びオメプラゾールとして1回20mgの3剤を同時に1日2回経口投与。本剤の承認最大用量は800mgである。
注9)クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びラベプラゾールナトリウムとして1回10mgの3剤を同時に1日2回7日間経口投与。注10)クラリスロマイシンとして1回400mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びラベプラゾールナトリウムとして1回10mgの3剤を同時に1日2回7日間経口投与。
注11)胃・十二指腸潰瘍等におけるヘリコバクター・ピロリ感染症患者を対象とした臨床試験(クラリスロマイシンとして1回500mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回1,000mg(力価)及びラベプラゾールナトリウムとして1回20mgの3剤を同時に1日2回経口投与)。本剤の承認最大用量は800mgである。--------------------------表終了--------------------------
大腸菌を含む腸内細菌目細菌、緑膿菌を主としたブドウ糖非発酵グラム陰性桿菌、腸球菌、ブドウ球菌、カンジダ属など。 3) 必要な検査
※禁忌とは、重篤な副作用などのために、当該医薬品を使用してはいけない
※※薬の相互作用薬とは、副作用が出やすくなる、薬効が減弱することが考えられる薬などの飲み合わせ
ヘリコバクター・ピロリ感染症の場合、通常、成人にはクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)、アモキシシリン ..
薬剤の飲み合わせとしては、低用量経口避妊薬(ピル)と抗凝固薬のワーファリンに対する影響が挙げられますがいずれも影響は少ないので禁忌事項ではありません。
プロベネシド[アモキシシリンの排泄が抑制され、アモキシシリンの平均血清中濃度 ..
腟カンジダ症は、腟に常在しているカンジダという真菌が異常繁殖して発症する病気です。女性であればどんな年齢でも発症の可能性があります。
例えば妊娠中や糖尿病、抗生物質服用時、ピルやステロイド服用時、風邪などで抗生物質を飲んで免疫機能が低下したときに腟の中のカンジダ菌が繁殖して腟カンジダを発症しがちです。また、性交渉によって発症する場合があります。
特にHIVウイルスに感染している場合は発症しやすいため、必ず婦人科などの医療機関で医師の診療を受けるようにしてください。
PERINATAL CARE(ペリネイタルケア) 発売日・バックナンバー
18.1作用機序
細菌の70Sリボソームの50Sサブユニットと結合し、蛋白合成を阻害する。18.2薬理作用
18.2.1抗菌作用ブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌の好気性グラム陽性菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、インフルエンザ菌、レジオネラ属、カンピロバクター属等の一部のグラム陰性菌、ペプトストレプトコッカス属、クラミジア属、マイコプラズマ属、マイコバクテリウム属及びヘリコバクター・ピロリに抗菌作用を示し、その作用は他のマクロライド系抗生物質と同等以上である(invitro)。
18.2.2ヒト主代謝物14位水酸化体の抗菌力未変化体とほぼ同等の抗菌力を有するが、マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)及びヘリコバクター・ピロリに対しては未変化体より弱い(invitro)。
18.2.3動物感染モデルに対する作用マウスの腹腔内感染、皮下感染、呼吸器感染症モデルにおいては、本剤の良好な組織移行性を反映し、優れた効果を示す。
○感染症(7)カンジダ(イソコナゾール硝酸塩・オキシコナゾール硝酸塩) ..
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.重大な副作用11.1.1.ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):呼吸困難、痙攣、発赤等があらわれることがある。
11.1.2.QT延長、心室頻拍(Torsadedepointesを含む)、心室細動(いずれも頻度不明):QT延長等の心疾患のある患者、低カリウム血症のある患者においては特に注意すること〔9.1.2参照〕。11.1.3.劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全(いずれも頻度不明):劇症肝炎、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、Al-P上昇等を伴う肝機能障害、黄疸、肝不全があらわれることがある〔9.3肝機能障害患者の項参照〕。
11.1.4.血小板減少、汎血球減少、溶血性貧血、白血球減少、無顆粒球症(いずれも頻度不明)〔8.2参照〕。11.1.5.中毒性表皮壊死融解症(ToxicEpidermalNecrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑(いずれも頻度不明):異常が認められた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
11.1.6.PIE症候群・間質性肺炎(いずれも頻度不明):発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。11.1.7.偽膜性大腸炎、出血性大腸炎(いずれも頻度不明):偽膜性大腸炎、出血性大腸炎等の重篤な大腸炎があらわれることがある(腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと)。
11.1.8.横紋筋融解症(頻度不明):筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇があらわれることがある。横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。11.1.9.痙攣(頻度不明):痙攣(強直間代性痙攣、ミオクロヌス、意識消失発作等)があらわれることがある。
11.1.10.急性腎障害、尿細管間質性腎炎(いずれも頻度不明):乏尿等の症状や血中クレアチニン値上昇等の腎機能低下所見が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。11.1.11.IgA血管炎(頻度不明)。
11.1.12.薬剤性過敏症症候群(頻度不明):初期症状として発疹、発熱がみられ、さらに肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある(投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること)。11.2.その他の副作用
1).〈一般感染症〉①.〈一般感染症〉過敏症:(0.1~5%未満)発疹、(0.1%未満)そう痒感。
②.〈一般感染症〉精神神経系:(0.1%未満)めまい、頭痛、(頻度不明)幻覚、失見当識、意識障害、せん妄、躁病、眠気、振戦、しびれ(しびれ感)、錯感覚、不眠。③.〈一般感染症〉感覚器:(0.1%未満)味覚異常(にがみ等)、(頻度不明)耳鳴、聴力低下、嗅覚異常。
④.〈一般感染症〉消化器:(0.1~5%未満)悪心、嘔吐、胃部不快感、腹部膨満感、腹痛、下痢、(0.1%未満)食欲不振、軟便、口内炎、舌炎、口渇、(頻度不明)口腔内びらん、胸やけ、歯牙変色、舌変色。⑤.〈一般感染症〉血液:(0.1~5%未満)好酸球増多。
⑥.〈一般感染症〉肝臓:(0.1~5%未満)AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、Al-P上昇。⑦.〈一般感染症〉筋・骨格:(頻度不明)筋肉痛。
⑧.〈一般感染症〉その他:(0.1%未満)倦怠感、浮腫、カンジダ症、発熱、(頻度不明)動悸、CK上昇、脱毛、頻尿、低血糖。2).〈非結核性抗酸菌症〉
①.〈非結核性抗酸菌症〉(後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症)精神神経系:(1~5%未満)不眠症、(頻度不明)頭痛、めまい、激越、神経過敏症、感覚異常、痙攣、妄想、幻覚、運動過多、躁病反応、偏執反応、末梢神経炎、精神病。②.〈非結核性抗酸菌症〉(後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症)感覚器:(1~5%未満)味覚減退、(頻度不明)味覚倒錯、難聴、耳鳴、味覚喪失、結膜炎。
③.〈非結核性抗酸菌症〉(後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症)皮膚:(1~5%未満)発疹、(頻度不明)皮膚そう痒感、斑状丘疹状皮疹、ざ瘡、帯状疱疹、紫斑皮疹、光線過敏性反応、発汗。④.〈非結核性抗酸菌症〉(後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症)消化器:(5~10%未満)下痢、(1~5%未満)悪心、食欲不振、腹痛、嘔吐、逆流性食道炎、(頻度不明)鼓腸放屁、消化不良、便秘、おくび、口渇、舌炎、舌変色。
⑤.〈非結核性抗酸菌症〉(後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症)血液:(1~5%未満)白血球減少、貧血、再生不良性貧血、好中球減少、骨髄機能不全。⑥.〈非結核性抗酸菌症〉(後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症)肝臓:(5~10%未満)肝機能異常、(1~5%未満)γ-GTP上昇、Al-P上昇、(頻度不明)AST上昇、ALT上昇、胆汁うっ滞性黄疸、肝炎、ビリルビン上昇。
⑦.〈非結核性抗酸菌症〉(後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症)腎臓:(1~5%未満)急性腎障害、(頻度不明)BUN上昇、クレアチニン上昇。⑧.〈非結核性抗酸菌症〉(後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症)生殖器:(1~5%未満)子宮頸部上皮異形成、(頻度不明)腟カンジダ症。
⑨.〈非結核性抗酸菌症〉(後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症)筋・骨格:(頻度不明)筋肉痛、関節痛。⑩.〈非結核性抗酸菌症〉(後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症)その他:(1~5%未満)高脂血症、トリグリセリド上昇、高尿酸血症、低カリウム血症、徐脈、(頻度不明)無力症、アミラーゼ上昇、カンジダ症、疼痛、しゃっくり、発熱、胸痛、さむけ、酵素上昇。
後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症を対象とした試験で認められた副作用である。頻度は承認時の国内臨床試験及び製造販売後の使用成績調査の合算に基づいている。
3).〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉①.〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉(胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症で3剤併用:プロトンポンプインヒビターがランソプラゾール、オメプラゾール、ラベプラゾールナトリウムの場合)過敏症:(1~5%未満)発疹、(1%未満)そう痒。
②.〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉(胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症で3剤併用:プロトンポンプインヒビターがランソプラゾール、オメプラゾール、ラベプラゾールナトリウムの場合)精神神経系:(1%未満)頭痛、しびれ感、めまい、眠気、不眠、うつ状態。③.〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉(胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症で3剤併用:プロトンポンプインヒビターがランソプラゾール、オメプラゾール、ラベプラゾールナトリウムの場合)消化器:(5%以上)下痢(15.5%)、軟便(13.5%)、味覚異常、(1~5%未満)腹痛、腹部膨満感、口内炎、便秘、食道炎、(1%未満)口渇、悪心、舌炎、胃食道逆流、胸やけ、十二指腸炎、嘔吐、痔核、食欲不振。
④.〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉(胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症で3剤併用:プロトンポンプインヒビターがランソプラゾール、オメプラゾール、ラベプラゾールナトリウムの場合)血液:(1~5%未満)好中球減少、好酸球増多、(1%未満)貧血、白血球増多、血小板減少。⑤.〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉(胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症で3剤併用:プロトンポンプインヒビターがランソプラゾール、オメプラゾール、ラベプラゾールナトリウムの場合)肝臓:(1~5%未満)AST上昇、ALT上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、(1%未満)Al-P上昇、ビリルビン上昇。
⑥.〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉(胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症で3剤併用:プロトンポンプインヒビターがランソプラゾール、オメプラゾール、ラベプラゾールナトリウムの場合)その他:(1~5%未満)尿蛋白陽性、トリグリセリド上昇、総コレステロール上昇・総コレステロール減少、(1%未満)尿糖陽性、尿酸上昇、倦怠感、熱感、動悸、発熱、QT延長、カンジダ症、浮腫、血圧上昇、霧視。副作用は胃潰瘍・十二指腸潰瘍における除菌療法(3剤併用:プロトンポンプインヒビターがランソプラゾール、オメプラゾール、ラベプラゾールナトリウムの場合)の承認時の国内臨床試験成績(アモキシシリン水和物及びオメプラゾールとの併用の場合の用法・用量変更時の製造販売後臨床試験を含む)に基づいている。