ジスロマックジェネリックの併用注意としてあげられるのが、次の薬です。
先発品の処方が、患者希望の場合は、「医療上の必要」や在庫状況の場合はにチェックします。
このチェックにより、調剤薬局の窓口で選定療養の対象かどうか判断します。は調剤薬局で患者に確認して対応します。
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海外通販は、まず薬が本物かどうかもわからない危険な入手方法です。
ジスロマックジェネリックは副作用が比較的少ない薬ですが、胃腸に症状が出ることがあります。
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院内掲示例や、対象医薬品等くわしくは厚労省HPを参照下さい▶
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ジスロマックジェネリックは妊娠中やその可能性がある方でも服用できます。
何に感染しているか分からない状態でジスロマックを服用しても予防にはならず、副作用リスクだけが残ってしまいます。
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ジスロマックの副作用として起こりやすいのが、下痢などの胃腸症状です。
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ジェネリックは開発費等がかからないため、先発薬より安く入手できます。
ジスロマックジェネリックは感染症の原因となる細菌だけでなく、腸内細菌にも作用してバランスを変化させてしまうことがあります。
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ジスロマックジェネリックには、飲み合わせ(相互作用)の注意事項がいくつかあります。
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ジスロマックジェネリックの飲み方は、感染した細菌によって異なります。
A 10月から後発医薬品のある先発医薬品で長期収載されている対象医薬品をまたは注射した場合(入院中は対象外)について、後発品との差額の4分の1を患者から徴収する(+消費税)仕組みが導入されました。
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ジスロマックに対してアレルギー経験がある方は、次に同じ成分が体内に入った時に「アナフィラキシー」と呼ばれる重いショック症状を起こすおそれがあります。
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ジスロマックの服用によって持病に影響するおそれがあり、場合によっては治療にあたる主治医の判断が必要になることもあります。
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<ジスロマック錠250mg>, 250mg1錠, 158.90, ファイザー
Q 10月に入り、ジスロマック錠250㎎を処方したらこれまでと別の料金が表示されたがどういうことなのか?
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製造番号: 製造番号を先頭から4桁以上入力してください: 検索
なお、妊婦や授乳婦については、ジスロマックの治療によるメリットがリスクを上回ると判断された場合にのみ処方となります。
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先発製品名, 先発薬価(円), 薬効分類名, 先発品との適応症の違い
本資料には、本剤に関して承認を受けた用法・用量と異なる情報が含まれています。本剤の適正使用の観点から、弊社としてはこれら承認外の用法・用量を推奨していません。
承認外の用法・用量で使用される際は、医療機関の先生方のご判断のもとに行っていただきますようお願いいたします。
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ジスロマック錠250mg, 158.9, 15員環マクロライド系抗生物質製剤, 同じ
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ジスロマック錠250mg, 250mg1錠, 158.90, ファイザー
マイコプラズマ治療もクラミジア治療と同様に、ジスロマックジェネリックを1回に大量投与することで殺菌効果を発揮します。
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〈10/1から後発品のある先発品(長期収載医薬品)の「選定療養」(特別の料金徴収)実施〉
〈深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎〉
成人にはアジスロマイシンとして、500mg(力価)を1日1回、3日間合計1.5g(力価)を経口投与する。
〈尿道炎、子宮頸管炎〉
成人にはアジスロマイシンとして、1000mg(力価)を1回経口投与する。
〈骨盤内炎症性疾患〉
成人にはアジスロマイシン注射剤による治療を行った後、アジスロマイシンとして250mg(力価)を1日1回経口投与する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1.〈深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎〉本剤で治療を開始し、4日目以降においても臨床症状が不変もしくは臨床症状が悪化の場合には、医師の判断で適切な他の薬剤に変更すること〔16.7.2参照〕。
7.2.〈深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎〉外国の臨床における体内動態試験の成績から、本剤500mg(力価)を1日1回3日間経口投与することにより、感受性菌に対して有効な組織内濃度が約7日間持続することが予測されているので、治療に必要な投与期間は3日間とする。
7.3.〈尿道炎、子宮頸管炎〉本剤投与開始後2~4週間は経過を観察し、効果を判定すること(細菌学的検査結果又は臨床症状から効果が認められない場合には医師の判断で適切な他の薬剤に変更すること)〔16.7.2参照〕。
7.4.〈尿道炎、子宮頸管炎〉本剤1000mg(力価)を1回経口投与することにより、アジスロマイシン感性のトラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス)に対して有効な組織内濃度が約10日間持続することが予測されているので、治療に必要な投与回数は1回とする。
7.5.〈肺炎〉本剤で治療を開始し、4日目以降においても臨床症状が不変もしくは臨床症状が悪化の場合には、医師の判断で適切な他の薬剤に変更すること〔16.7.2参照〕。
7.6.〈肺炎〉アジスロマイシン注射剤から本剤に切り替える場合は、症状に応じて投与期間を変更することができる〔5.3、17.1.7、17.1.8参照〕。
7.7.〈肺炎〉アジスロマイシン注射剤から本剤へ切り替え、総投与期間が10日を超える場合は、経過観察を十分に行うこと(アジスロマイシン注射剤からアジスロマイシン錠へ切り替えた臨床試験は、医師が経口投与可能と判断した時点で、アジスロマイシン注射剤からアジスロマイシン錠500mg(力価)を1日1回投与に切り替え、アジスロマイシン注射剤の投与期間は2~5日間、総投与期間は合計7~10日間で実施され、総投与期間として10日間を超える投与経験は少ない)〔5.3、17.1.7、17.1.8参照〕。
7.8.〈肺炎〉レジオネラ・ニューモフィラに対して、アジスロマイシン注射剤による治療を実施せずに本剤のみで治療した場合の有効性及び安全性は確立していない(投与経験が少ない)。
7.9.〈骨盤内炎症性疾患〉アジスロマイシン注射剤から本剤へ切り替え、総投与期間が10日を超える場合は、経過観察を十分に行うこと(アジスロマイシン注射剤からアジスロマイシン錠へ切り替えた臨床試験は、医師が経口投与可能と判断した時点で、アジスロマイシン注射剤からアジスロマイシン錠250mg(力価)を1日1回投与に切り替え、アジスロマイシン注射剤の投与期間は1~2日間、総投与期間は合計7日間で実施され、総投与期間として7日間を超える投与経験はない)〔17.1.9参照〕。
7.10.〈骨盤内炎症性疾患〉アジスロマイシン注射剤による治療を実施せずに本剤のみで治療した場合の有効性及び安全性は確立していない(投与経験はない)。
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参考:後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養関係通知等について.
本資料は、資料の請求者が医療従事者であることを特定したうえでご提供させていただくため、閲覧に際してはお名前・ご施設名および閲覧された資料を記録させていただきます。収集した個人情報は、情報提供先を把握し、記録・保存することを目的に利用いたします。
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[ 先発品名 ]: ジスロマック錠250mg (158.90円)
これらの薬との併用はジスロマックジェネリックだけでなく、別の病気の治療にも影響する可能性があります。
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長引く症状でつらい思いをしないためにも、薬は安全な方法で入手しましょう。
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一般名, 先発品名, 選定検討会, 報告検討会, 試験製剤含量, 製剤数, 製剤リスト, 参照試験法, 結果, メーカー対応
17.1有効性及び安全性に関する試験
17.1.1進行したHIV感染者における播種性MAC症発症抑制の臨床試験
(1)MAC菌血症の発症抑制
CD4100/mm3未満の患者を対象とした、2つの無作為二重盲検比較試験が行われた。試験1はアジスロマイシン(週1回1200mg)とプラセボを比較するもので、CD4平均値35/mm3の患者182例を登録した。試験2は723例の患者を無作為に、アジスロマイシン(週1回1200mg)単独投与、リファブチン(1日300mg)単独投与及び両薬の併用投与の3群に分けた。CD4の平均値は51/mm3であった。これらの試験の主要評価項目は、播種性MAC症の発症とした。その他の評価項目は、臨床症状がみられたMAC症の発現率、及び薬剤に関連した副作用による投与中止とした。
試験1では、無作為に割り付けられたアジスロマイシン投与群患者85例、プラセボ投与群患者89例が試験の選択基準に適合した。6、12、18ヵ月目に集積可能であった転帰の累積発現率を次の表に示す。
--------------------------表開始--------------------------
累積発現率、%:プラセボ(n=89)
MAC無発症で生存MAC発症有害事象追跡調査不能
6ヵ月69.713.56.710.1
12ヵ月47.219.115.718.0
18ヵ月37.122.518.022.5
累積発現率、%:アジスロマイシン(n=85)
MAC無発症で生存MAC発症有害事象追跡調査不能
6ヵ月84.73.59.42.4
12ヵ月63.58.216.511.8
18ヵ月44.711.825.917.6
--------------------------表終了--------------------------
プラセボ投与群とアジスロマイシン投与群における播種性MAC症の1年間累積発現率の差(プラセボ-アジスロマイシン)は10.9%であり、統計的に有意(p=0.037)で、95%信頼区間は(0.8%、20.9%)であった。この差の解釈においては、有害事象発現患者数がほぼ同程度であり、また追跡できなかった患者数がアジスロマイシン投与群で少なかったことを考慮する必要がある。
試験2では、無作為に割り付けられたリファブチン投与群患者223例、アジスロマイシン投与群患者223例及びリファブチンとアジスロマイシンの併用投与群に割り付けられた患者218例が選択基準に適合した。6、12、18ヵ月目に集積可能であった転帰の累積発現率を次の表に示す。
--------------------------表開始--------------------------
累積発現率、%:リファブチン(n=223)
MAC無発症で生存MAC発症有害事象追跡調査不能
6ヵ月83.47.28.11.3
12ヵ月60.115.216.18.5
18ヵ月40.821.524.213.5
累積発現率、%:アジスロマイシン(n=223)
MAC無発症で生存MAC発症有害事象追跡調査不能
6ヵ月85.23.65.85.4
12ヵ月65.57.616.110.8
18ヵ月45.312.123.818.8
累積発現率、%:アジスロマイシン/リファブチン(n=218)
MAC無発症で生存MAC発症有害事象追跡調査不能
6ヵ月89.41.85.53.2
12ヵ月71.62.815.110.6
18ヵ月49.16.429.415.1
--------------------------表終了--------------------------
1年間の累積発現率を比較すると、アジスロマイシンの単独療法はリファブチンと少なくとも同程度に有効である。
リファブチン投与群とアジスロマイシン投与群における1年間の累積発現率の差(リファブチン-アジスロマイシン)は7.6%であり、統計的に有意(p=0.022)で、多重性により調整した95%信頼区間は(0.9%、14.3%)であった。また、アジスロマイシン/リファブチン併用療法は、リファブチン単独よりも有効であった。リファブチン単独療法とアジスロマイシン/リファブチン併用療法における1年間の累積発現率の差(リファブチン-アジスロマイシン/リファブチン)は12.5%であり、統計的に有意(p<0.001)で、多重性により調整した95%信頼区間は(6.6%、18.4%)であった。この差の解釈においては、有害事象発現患者数が3群ともにほぼ同程度であり、また追跡できなかった患者数がリファブチン単独投与群で少なかったことを考慮する必要がある。
(2)播種性MAC症の臨床症状
無作為に割り付けられたアジスロマイシン単独投与群又はリファブチンとアジスロマイシンの併用投与群の患者において、菌血症の発現率の低下に伴い、発熱又は寝汗、体重減少及び貧血などの播種性MAC症の徴候と症状の発現頻度が減少した。
(3)薬剤に関連した有害事象による投与中止
試験1においては、薬剤に関連した有害事象による投与中止は、アジスロマイシン投与患者では8.2%、プラセボ投与患者では2.3%であった(p=0.121)。また、試験2では、アジスロマイシンとリファブチンの併用投与群(22.7%)の方が、アジスロマイシン単独投与群(13.5%、p=0.026)又はリファブチン単独投与群(15.9%、p=0.209)よりも投与中止例は多かった。
17.1.2進行したHIV感染者における播種性MAC症治療の臨床試験
(1)MAC菌血症の治療
播種性MAC症患者に対し二重盲検比較試験が行われた。この治験では播種性MAC症に罹患した246名のHIV感染者に対しアジスロマイシン錠250mg1日1回(n=65)、又はアジスロマイシン錠600mg1日1回(n=91)又は、クラリスロマイシン錠500mg1日2回(n=90)のいずれかを投与し、それぞれにエタンブトール錠15mg/kg1日1回を併用し、24週間投与した。12週時までは、3週ごとに培養と臨床所見の観察を行い、その後24週までは1ヵ月毎に実施した。24週目以後は治験責任医師の判断で一般療法に切り替え、最終追跡調査まで3ヵ月毎に追跡調査した。患者追跡調査は観察期間訪問から3.7年間(中央値:9ヵ月)行った。治療中あるいは治療後に検出されたMAC分離株は可能な限り入手した。
主要エンドポイントは24週目の菌消失とした。血液培養で2回連続したMAC陰性(培養未実施は除く)を菌消失の定義とした。解析はMACに対する投与前の培養が陽性であった全ての患者を対象とした。
12週目の中間解析において、アジスロマイシン250mg群はクラリスロマイシン500mg1日2回投与群と比較し、明らかに菌血症に対する効果が低かったため、中止することとした。
アジスロマイシン600mg1日1回及びクラリスロマイシン500mg1日2回投与時の結果を次表に示す。
アジスロマイシン600mg1日1回又はクラリスロマイシン500mg1日2回をエタンブトールと併用した患者の治療効果
--------------------------表開始--------------------------
アジスロマイシンクラリスロマイシン差に対する95.1%CIa)
投与前培養陽性の症例数6857-
24週目---
菌消失率46%(31/68)56%(32/57)[-28、7]
死亡率24%(16/68)26%(15/57)[-18、13]
a)(アジスロマイシン-クラリスロマイシン)の差に対する[中間解析実施のため調整した95.1%信頼区間]
--------------------------表終了--------------------------
24週目の主要エンドポイントである血液培養による菌消失率(2回連続した培養陰性)は、アジスロマイシン600mg1日1回投与群がクラリスロマイシン500mg1日2回投与群より低い値を示した。
(2)投与前のコロニー数別菌消失率
両投与群において、24週目の菌消失率は、投与前のMACコロニー数の増加にともない減少した。
--------------------------表開始--------------------------
アジスロマイシン(n=68)クラリスロマイシン(n=57)
投与前のMACコロニー数24週目の菌消失率(%)24週目の菌消失率(%)
≦10cfu/mL66.7%(10/15)70.6%(12/17)
11-100cfu/mL46.4%(13/28)68.4%(13/19)
101-1,000cfu/mL36.8%(7/19)38.5%(5/13)
1,001-10,000cfu/mL20.0%(1/5)20.0%(1/5)
>10,000cfu/mL0.0%(0/1)33.3%(1/3)
--------------------------表終了--------------------------
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後発医薬品(ジェネリック医薬品)は、先発医薬品の特許期間および有効性・安全性 ..
(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(重要な基本的注意)
8.1.本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認すること。
8.2.アナフィラキシー・ショックがあらわれるおそれがあるので、アレルギー既往歴、薬物過敏症等について十分な問診を行うこと〔11.1.1参照〕。
8.3.本剤の使用にあたっては、事前に患者に対して、次の点を指導すること〔11.1.2参照〕。
・中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群が疑われる症状[発疹に加え、粘膜(口唇、眼、外陰部)のびらんあるいは水ぶくれ等の症状]があらわれた場合には、服用を中止し、ただちに医師に連絡する(服用終了後においても前記症状があらわれることがある)。
8.4.意識障害等があらわれることがあるので、自動車の運転等、危険を伴う機械の操作に従事する際には注意するよう患者に十分に説明すること。
8.5.アジスロマイシンは組織内半減期が長いことから、投与終了数日後においても副作用が発現する可能性があるので、観察を十分に行うなど注意すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1.他のマクロライド系又はケトライド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
9.1.2.心疾患のある患者:QT延長、心室性頻脈(Torsadedepointesを含む)を起こすことがある〔11.1.8参照〕。
(肝機能障害患者)
9.3.1.高度肝機能障害のある患者:投与量並びに投与間隔に留意するなど慎重に投与すること(肝機能を悪化させるおそれがある)。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ヒト母乳中に移行することが報告されている)。
(小児等)
9.7.1.低出生体重児、新生児を対象とした臨床試験は実施していない。
9.7.2.白血球数減少が認められることがあるので、顆粒球数減少(好中球数減少)も合わせて十分観察を行い、異常が認められた場合には投与を中止し、必要があれば、他の抗菌薬に切り替えた上、症状に応じて対症療法等の適切な処置を行うこと。承認時に、小児で白血球数減少が認められたのは442例中33例で、このうち9例において好中球数が1000/mm3以下に減少し、白血球数減少が認められた症例の多くは、投与開始7日後あるいは8日後の検査日において回復がみられた〔11.1.9、11.2参照〕。
9.7.3.下痢が認められた場合には症状に応じて投与中止あるいは対症療法等の適切な処置を行うこと。承認時の小児における下痢の発現頻度は、2歳未満(124例中8例)では2歳以上(602例中6例)と比べて高い〔11.2参照〕。
9.7.4.市販後の自発報告において、小児における興奮の報告が成人に比べて多い傾向が認められている〔11.2参照〕。
(高齢者)
患者の一般状態に注意して投与すること(アジスロマイシン経口剤の一般感染症の臨床試験成績から、高齢者において認められた副作用の種類及び副作用発現率は、非高齢者と同様であったが、一般に高齢者では、生理機能が低下しており、血中・組織内濃度が高くなることがある)。
(相互作用)
10.2.併用注意:
1).制酸剤(水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム)[アジスロマイシンの最高血中濃度低下の報告がある(機序不明)]。
2).ワルファリン[国際標準化プロトロンビン比上昇の報告がある(マクロライド系薬剤はワルファリンの肝臓における主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、ワルファリンの作用が増強することがあるが、アジスロマイシンでの機序の詳細は明らかではない)]。
3).シクロスポリン[シクロスポリンの最高血中濃度の上昇及び血中濃度半減期の延長の報告がある(マクロライド系薬剤はシクロスポリンの主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、シクロスポリンの血中濃度が上昇することがあるが、アジスロマイシンでの機序の詳細は明らかではない)]。
4).ネルフィナビル[アジスロマイシン錠の1200mg投与で、アジスロマイシン濃度・時間曲線下面積<AUC>及び平均最高血中濃度の上昇の報告がある(機序不明)]。
5).ジゴキシン[アジスロマイシンとの併用により、ジゴキシン中毒の発現リスク上昇の報告がある(P-糖蛋白質を介したジゴキシンの輸送が阻害されることにより、ジゴキシンの血中濃度が上昇することを示唆した報告があるが、アジスロマイシンでの機序の詳細は明らかではない)]。
6).ベネトクラクス[ベネトクラクスの効果が減弱するおそれがあるので、併用を避けることが望ましい(機序は不明であるが、ベネトクラクスの血中濃度が低下する可能性がある)]。
(過量投与)
13.1.症状
本剤の過量投与により聴力障害を起こす可能性がある。
(適用上の注意)
14.1.薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
(その他の注意)
15.1.臨床使用に基づく情報
アジスロマイシンとの因果関係は不明だが、心悸亢進、間質性腎炎、肝壊死、運動亢進があらわれたとの報告がある。
15.2.非臨床試験に基づく情報
15.2.1.ラットの受胎能及び一般生殖能試験(雄2ヵ月以上、雌2週間以上投与)で、20mg/kg投与の雄雌に受胎率低下が認められた。
15.2.2.動物(ラット、イヌ)に20~100mg/kgを1~6ヵ月間反復投与した場合に様々な組織(眼球網膜、肝臓、肺臓、胆嚢、腎臓、脾臓、脈絡叢、末梢神経等)にリン脂質空胞形成がみられたが、投薬中止後消失することが確認されている。なお、リン脂質空胞はアジスロマイシン-リン脂質複合体を形成することによる組織像と解釈され、その毒性学的意義は低い。
(保管上の注意)
室温保存。
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