重症ニキビに使用されるイソトレチノイン(アクネトレント)の効果は?


非常に治りにくいと言われているタイプのニキビに「嚢胞性(のうほうせい)ざそう」という種類があります。海外ではこのような重症のニキビについて、イソトレチノインによる治療が推奨されています。また重症のニキビだけではなく、軽症~中等症であっても、他の治療で効果が実感できないような繰り返しできるニキビにイソトレチノインを処方することがあります。


【ニキビ/毛穴】第1回イソトレチノイン服用の疑問にお答えします

通常、イソトレチノインを約5ヶ月続けて辞めた後、3〜5年はニキビが作られにくくなることがわかっています。
なぜなら、イソトレチノインの服用を続けると皮脂が作られにくくなったり、皮脂の分泌が減ったりするためです。

ニキビの保険診療など他の治療で2ヶ月ほど治療しても改善がみられない場合には、イソトレチノインでの治療を検討する余地があります。イソトレチノインは塗り薬、飲み薬、レーザーやピーリングなどの施術を含め、効果が高い治療法のひとつです。ですが、副作用や仕様上の注意点があるため、治療の最初から内服を始めることは稀です。

ニキビ治療 (イソトレチノイン)– Acne Treatment Isotretinoin

また、イソトレチノインは酒さにも効果的です。酒さは、赤ら顔や毛細血管の拡張、ニキビのようなぼつぼつが生じる皮膚疾患です。酒さでは毛細血管拡張や、鼻と頬、眉間など顔の中心部をメインに赤みが生じます。

1日20mgの内服で効果がみられることが多いですが、治りが悪い場合や早めの改善を希望される場合には1日30〜40mgに増量します。

イソトレチノインの内服によって生じる乾燥症状が強い場合、20mgカプセルを2日に1回の内服に減量することもあります。
イソトレチノインは脂溶性で食後に内服することで吸収されますので食後(食直後)に内服してください。

また内臓疾患の一症状であったり、服用している薬の副作用などで赤みが出ることもあります。 ..

原因は明確になっていませんが、食べ物やストレスなどの体の内部環境、気温や紫外線などの外部環境、毛包虫(demodex folliculorum)などが関与しているといわれています。イソトレチノインは、皮膚下の毛を生成する毛包の環境を整えるため、酒さの原因菌とされる毛包虫を減らすことが可能です。

イソトレチノインの作用は未知の部分が多くありますが、主に以下の3つが知られています。

※当院では難治性ニキビに対するイソトレチノイン内服やニキビ跡(ニキビ痕)の ..

経口イソトレチノインには、皮脂腺を退縮させ、皮脂分泌を大きく減らす作用があります 7 20。この作用により、ニキビの原因菌であるアクネ菌は定着できなくなり、抗生物質よりもアクネ菌を減らすことができます 21

イソトレチノインは皮脂腺のアポトーシスを促すため 8、治療後もある程度は皮脂量の減少を認めます。しかし、収縮した皮脂腺のサイズはもとに戻るため、大部分の皮脂は戻ります。


イソトレチノインが効果的です⭕️ ニキビ跡は、自由診療になりますが ..

イソトレチノイン(商品名:ロアキュタン)は、ビタミンA誘導体を含む内服薬です。
ニキビの原因である、皮脂の過剰な産生を軽減させる作用と、毛穴のつまりを防ぐことで炎症を抑える作用を持つ、重症なニキビに有効な内服薬です。

副作用は皮が薄くめくれるだけで痛みは赤みは全くありません。使用 ..

・催奇形性(胎児への影響)
*女性は必ず避妊する必要があります
- 内服中ならびに、内服終了後1ヶ月間 *妊娠の可能性が少しでもある方は使用できません。
・皮膚の乾燥(特に唇の荒れ、肌のかさつき)、敏感肌
・眼症状 (ドライアイ、眼瞼炎、結膜炎、視力障害)
・鼻出血 (鼻粘膜の乾燥)
・肝酵素や脂質(中性脂肪、コレステロール)値の上昇
・頭痛
・関節痛・筋肉痛・骨痛
・光線過敏
・脱毛
・うつ症状の悪化(*イソトレチノインとの因果関係は不明)
・消化器症状(吐き気、下痢、嘔吐)
・息切れ、胸の圧迫感、過度の発汗
・高用量で用いた際に身長の伸びが止まる可能性があります
・発疹、湿疹、薬疹など

イソトレチノインについて|浅草駅前まつだ皮膚科|台東区浅草の皮膚科

イソトレチノインの効果が出るまでは個人差がありますが、ほど服用を続けると効果を実感してきます。
とされておりますが、
イソトレチノインの効果は、通常以下の経過を経て改善するとされています。

そこで今回は、イソトレチノインの副作用について解説します。

ニキビ治療において、通常は保険診療から治療を開始しますが、他の治療法が有効でない難治な重症のニキビに限り、イソトレチノインを治療の選択肢としてご提案いたします。
イソトレチノイン治療は、多くの副作用が生じてしまう可能性があるため、リスクを理解して治療に臨まれる患者様にのみ処方いたします。

イソトレチノインの主な副作用とリスクは以下の表の通りです。

イソトレチノインにはニキビ跡の症状に直接作用するような働きは期待できません。ただしイソトレチノインによりニキビを治療することで、ニキビが長引いたときにできるニキビ跡を防ぐ働きが期待できます。

今回紹介したように、イソトレチノインには副作用があります。

イソトレチノインが日本で未認可なのは、ニキビは身体的に不調をきたす病気ではないことから、「疾病の治療目的」というよりは「美容目的」と解されることも多く、特にイソトレチノインのような催奇形性等の重篤な副作用がある薬は、認可されにくくなっていることがその理由です。

イソトレチノインの副作用は怖い?注意すべき副作用を紹介

また、飲み始めてから1ヶ月後には血液検査を行います。
これは副作用が出ていないかどうかを調べるためです。
血液検査の結果次第でイソトレチノインの影響があると判断された場合は、医師の判断で治療が中止となる可能性があります。

イソトレチノインの代表的な副作用から服用時の注意点について

イソトレチノインには様々な副作用やリスクがあります。当院では医師から副作用についてシートを用いて説明を行い、定期的な血液検査や尿検査を実施します。

イソトレチノインの副作用とは?症状や注意点について解説

ニキビは治療を受けずに放置していると、少しずつ症状が悪化してニキビ跡の原因になってしまうかもしれません。とくに膿の詰まった赤みのあるニキビ(嚢胞性ざ瘡)は難治性のニキビで深い場所の組織まで炎症が波及するため、ニキビ跡が残りやすいニキビです。イソトレチノイン以外の施術や治療で期待した効果を実感できないときには、早めにイソトレチノインの治療を開始することで、ニキビ跡の症状が悪化するのを防げるかもしれません。

イソトレチノインは怖いのか|副作用や好転反応を解説

イソトレチノインの副作用は多岐に渡りますが、代表的なものは皮膚の乾燥と、口、鼻、眼の粘膜の乾燥です。この副作用はほぼ100%の患者さんに起こります。乾燥によって皮膚炎、口角炎、口唇炎、鼻出血、ドライアイなどが起こる可能性があります。

イソトレチノインの好転反応はいつからいつまで

:きちんとご自身に合った治療期間を経て終えれば、長期間ニキビを大幅に減らすことができます。
例)約5か月間の服用治療終了後、3~5年はニキビが作られにくくなることが検証されています。
ただ、イソトレチノイン自体直接的な抗菌作用はなく、あくまでもアクネ菌の数を減らすことが目的なので皮脂の大部分は戻ってきます。

ニキビ薬のイソトレチノイン(アキュテイン)の怖い副作用

イソトレチノインは酒さのポツポツに対しても有効な治療で、メトロニダゾール、アゼライン酸、イベルメクチンといった酒さの塗り薬やビブラマイシンなどの酒さの抗生剤で治らない場合に試す価値があります。

イソトレチノインの副作用・禁忌事項

副作用の中でも口唇炎や唇の乾燥は起きやすく、イソトレチノインの服用量が多くなるほど起こりやすいとも言われています。

イソトレチノイン内服

イソトレチノイン(当院はアクネトレントを使用しています。)はビタミンA誘導体の内服薬です。
ニキビ発症の主要な原因である皮脂の過剰分泌や角化の異常を抑えることでニキビを改善し、新しいニキビができにくくなります。
イソトレチノインは治療効果が非常に高く、6ヶ月間〜8ヶ月間内服することでニキビを大きく改善します。また、ニキビ症状が落ち着いた後もニキビの再発抑制効果がある飲み薬です。
(*再発を抑制する場合は長めに内服する必要があります。)
イソトレチノインの内服治療は有効性が高く、90%以上の方に改善がみられます。
日本では保険適用外のお薬ですので自費診療となります。
また、ニキビほどではありませんが、皮脂抑制作用により酒さ(赤ら顔)に対する治療効果もあります。

フェルズクリニック

また、イソトレチノインの服用中は、鼻の乾燥や日光過敏症もよくみられます。
日頃から保湿剤を塗ったり日焼け止めや日傘を使用したりし、なるべく副作用症状を防ぎましょう。